医学部再受験の隠れ家

長年の受験勉強の末、30代前半で地方中堅国公立医学部に合格しました。

このブログの勉強記事をご覧いただく前に

これから当面の間は、私が実際に使った参考書とその個人的な評価を書いていこうと思います。
その前に、これから勉強法等を偉そうに書いていく前段階としてこのブログのスタンスを述べておこうかと思います。

 

まず第一に、このブログでは偏差値55~60前半くらいの人で成績を伸ばしたいと考えている人を主な対象として、なるべく多くの方にとって再現性があり且つ効率的と思われる方法を中心に書いていこうと思っています。

 

そしてその中で僕が最も声を大にして言いたいのは

 

万人に当てはまる勉強法や参考書は無い

 

ということです。

 

 

世の中にはブログやYouTubeなどで数多くの参考書ルートや勉強法がすでに存在します。

そしてその中には極端な表現のものも多く、

「このやり方で一か月で共通テストが9割!」

「〇〇をやりこめば誰でも偏差値70!」

「現役で東大に合格した僕(私)の勉強法!」
 

といった扇動的なものも珍しくありません(というかめっちゃ多いです)。

 

ですが正直にいって受験には才能や環境、それまで積み上げてきた学力などが大きく関係し、個人差が結構激しいです。これは実際に医学部に入学し、極めて優秀な友人達を見てより強く感じています。

 

 

 

受験界隈には一つのレアケースや非常に地頭がいい人の結果に対し、主語を大きくして、あたかも皆に当てはまるように述べるものも少なくありません。

 

 

例えば東大合格者数は一学年約3千人ですが、現役の割合でみると約2千人です。勿論京大や医学部などを目指す人もいますので単純計算は出来ませんが、一学年の人口が大体100万人なので、現役で東大に進学する人の割合はその学年の0,2%です。こういった方の勉強法やその結果を一般の受験生に当てはめるほうがむしろ無理があるというのが僕の考えです。


と言いますか、そういった方のやり方を参考にして失敗した経験を僕自身も数多くしましたし、勉強仲間でも数多く見てきました。

 

 

他にもビリギャルがいい例ですが、元々勉強の才能が溢れた人や有名進学校で思春期に勉強をサボっていた方が「落ちこぼれから一年で逆転合格した話」等といって商売的な誇大広告を打つことも珍しくありません。

 

 

また偏差値〇〇から使用可能!という文言もよく見かけますが、同じ偏差値でもその参考書が合うかどうかはケースバイケースであり、あくまで目安に過ぎずあまりアテにしないほうがいいというのが正直なところです。

 

 

これらのことは勿論私にも当てはまります。長く苦しんだからこそ、より多くの受験生にとって再現性があるであろう考え方やアドバイスが書けるという多少の自信はありますが、結局はあくまで僕というサンプルの一つが考えたことに過ぎません。


また、上記に述べた方の勉強法にも勿論参考になることは多く書いてあると思います。それぞれのやり方のうち参考に出来る所は参考にしていただき、常に自分の学力や才能や環境、それまでの自身の経験をもとに冷静に自分を見つめながら情報を取捨選択していただければと思います。

 

また、自分の体験や周りの知り合いの様子も見たうえで、成績の伸びに関して再現性が低いと判断した場合には、いわゆる定番と言われる参考書でも忌憚のない意見を述べたいと思います。

 

長々と書いてしまいましたが、これをご覧になっている皆様には是非とも冷静に自分を見つめて頂き、僕のブログも参考程度にして自分の経験をもとにやり方を試行錯誤していってほしいと思います。

 

最後は大分上からの表現になってしまいましたが、長く苦しんだ体験や反省を生かして(笑)、少しでも読んでいただいた方の参考になればという思いで誠心誠意書いていきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。