医学部再受験の隠れ家

長年の受験勉強の末、30代前半で地方中堅国公立医学部に合格しました。

倫政で使った参考書

僕が受験時代に倫理・政治経済で使った参考書を紹介します。中には個人的にオススメできないものも含まれているかもしれませんが、推薦参考書はまた別の機会に譲るとして、ここでは実際に使ったものについて紹介します。

 

まず前提として、僕は再受験をする前にMarch関関同立レベルの文系を卒業しています。政治経済は現役時、倫理は私文入学前の浪人時にやりました。現役時の政治経済はセンターで60点、浪人後の倫理では80点でした。再受験時は倫理と政治経済共に3割程度は覚えていたところからのスタートだったと思います。

 

 

まずは政治経済から。

 

 

始めは理解からと思いこの本から入りました。ただこの本は改訂される時に著者が変更されることがあり、その場合は中身もかなり変わる場合があるので、僕が使ったものと違っている場合があります。

ただこの本は結構分厚く、個人的にはあまり合いませんでした。

 

問題集はこれを使いました。

 

一年目は上記二冊を使いましたが、あまりやりこむことが出来ず、センターの政経分野は6割くらいしか取れませんでした。

 

 

そこで手を出したのが次の本です。

非常にいい本です。二冊目を買うほどボロボロになるまでやり込み、まとめのページと問題、別冊の一問一答すべてを丸暗記しました。これをやってからセンターで8割以上が安定して取れるようになりました。

 

他にも購入したものはありますが、政治経済のメインテキストはこの集中講義と上記のマーク式基礎問題集の二冊で完結しました。過去問に関しては、政治経済の場合は過去問が古いと効果が薄かったり法律が変わっていたりするので、毎年3年程度しかやりませんでした。ただ上記の二冊には過去問が多く含まれているので、年数に換算すると10年分以上は解き込んだと思います。

 

上記二冊を繰り返し、最終的には本番の倫政の政経分野で37~45/50点くらいの成績に落ち着きました。

 

結構勉強したつもりでしたが、受かった年は倫理で受けられるところを受験したので結局政治経済は使いませんでした。政経は高得点がそこそこ難しい科目なので、受験する大学で必要で無いならば倫理のほうがいいかもしれません。

 

 

 

 

続いて倫理に参ります。

 

 

私文入学前の浪人時に使っていた、「面白いほど~」を復習しました。ただ僕が使っていた時と著者は変わっていました。僕が復習したのは蔭山さんが書いていた時のものです。

 

 

今だとこちらがあるみたいです(僕はこれは使ってません)。

 

 

倫理の問題集は政経と同じくこれを使いました。

過去問を分野別に編集したものです。必要十分が揃っています。
この問題集を完璧にしたら40/50点程度が安定してとれるようになりました。

 

 

 

ただ公民に関して言えば、数年に一度どの科目でも非常に難しい問題が出題されることがあります。倫理もそういった年があり、そうなると一気に7割を切る可能性も出てきます。僕は主要三科目がどれも確実に高得点が取れるほど実力が無かったので、公民でこけると受験が終わってしまいます。したがって倫理に関しては難化してもいいように、もう少し深堀りして勉強しました。

マーク式基礎問題集が終わってから上記二冊に取り組みました。
特に一問一答はほぼ完ぺきにしました。これで倫理は本番で9割近く得点出来るようになりました。

 

 

途中で述べたように、受かった年は共通テストを倫理で受験しました。この年は倫理がやや簡単だったので、97点(間違えたのはマークミスのみ)という会心の出来でした。
しかし政経や現社との平均点の差を見るに、共通テストの倫理は今後難しくなっていくことが予想されます。センターから共通テストに変わり、試験側は知識よりその使い方を問う!みたいなことを言っていますが、それは嘘だと思ったほうがいいです。過去にも同じようなことを言っていたことがありましたが、むしろそれまで出なかった細かい用語が増えた印象さえあります。

 

 

とはいえ政経や現社に比べると、倫理のほうが難化した時への対策はしやすいように思えます。特に公民で高得点を狙いたい方は、倫理に関してはやや細かい用語もしっかりと理解・暗記をしておくことをオススメします。

 

倫政で使った参考書の紹介は以上になります。