現代文で使った参考書
僕が受験時代に現代文で使った参考書を紹介します。国語でまとめようと思ったのですが、古典と現代文は全く別の科目という感じなので、別々に紹介します。中には個人的にオススメできないものも含まれているかもしれませんが、推薦参考書はまた別の機会に譲るとして、ここでは実際に使ったものについて紹介します。
まず前提として、僕は再受験する前にMarch関関同立レベルの文系を卒業しています。ですが国語は一番苦手な科目でした。医学部受験に関し、一番足を引っ張ったのがこの科目です。センター試験では100点前後くらいからスタートし、最終的には模試では130~160、本番では140前後で安定してしまいました。
また現代文、古文漢文と成績が安定していたものはあまり無く、特に古文漢文に関しては色々な勉強法を参考にし、単語と文法を一通り押さえて過去問演習を積んでも成績はなかなか上昇しないまま受験を終えました。
国語については色々思う所がありますが、ここでは他の科目同様とりあえず使った参考書を簡潔に述べていきたいと思います。
いきなりですが、正直現代文に関しては過去問研究が一番だと思います。まずは解けなかった問題に関してはいきなり解答を見るのではなく、徹底的に考えて自分なりになぜそれが正解なのかを導きだしてみるというやり方をしました。大問一題に2時間以上考えたこともありました。これを5年分くらいしたら現代文が50点→65~80点くらいになりました。
ちなみに国語の過去問は河合塾のものが圧倒的にオススメです。解説が他の出版社さんのものより優れています。
ゴロゴ現代文は主に読み方を、新技術は解き方を学びました。
どちらも全部とは言いませんが役に立ちそうな所は何度も見直しました。
評判が良かったので購入しました。内容はとてもよく、一読の価値はあります。読み方も解き方も参考になるものばかりです。
現代文のテーマの把握というのは思った以上に重要です。同じテーマが出なくても似たような論調のものは多くありますし、多くのテーマについて勉強していくと現代文そものもについての展開の仕方もわかってきます。評論の点を安定させるのに必要な要素の一つだと思います。
漢字も毎回一、二問くらいは落としており、対策が出来る分野なので勉強しました。
手はあまり動かさず、カタカナを見て思い出せないものを中心に何度も見直しました。ただし時間の関係上、前半の800個くらいまでしか取り組めませんでした。
主に使ったものはこれくらいになります。大きく役に立ったのはやはり過去問で、あとはここでは詳しく述べませんが倫理の勉強が意外に現代文に反映されたかなと感じています。理系脳の方が現代文が苦手な理由の一つに、歴史上の出来事やその時代の考え方と思想、そしてその背景といった社会科学的な見方の経験が浅いことがあるのではないかと個人的に思っています。倫理では各時代の重要な考え方をまとめてくれており、またやや難しい思想についても触れることが出来るので、特に思想系の文章が読みやすくなったという実感がありました。
色々述べましたが最終的に現代文は評論、小説合わせて70~80に落ち着きました。どちらもそれぞれ単体でみれば本番で満点をとったことがありますが、なかなか合計点では伸びてくれませんでした。
とりあえず現代文は以上にして、次回は古文漢文の参考書を書いていきたいと思います。