英語で使った参考書
僕が受験時代に英語で使った参考書を紹介します。中には個人的にオススメできないものも含まれているかもしれませんが、推薦参考書はまた別の機会に譲るとして、ここでは実際に使ったものについて紹介します。
まず前提として、僕は再受験する前にMarch関関同立レベルの文系を卒業しています。ですが英語は非常に苦手な科目で、かなり勉強していたのですが現役時は全統記述で偏差値50いくかどうかといったレベルだったかと思います。その後浪人してセンター模試が170点くらいに安定しました。
私文大学時代もTOEICなどで英語を勉強する機会があったのですが、結局600点くらいにしかなりませんでした。
再受験時はセンター模試で140~170くらいからのスタートだったと思います。内訳は文法と発音で-10~-30点、読解で-20~-30点くらいです。
英語に関しては特に参考書というよりもその使い方が重要で、才能や習慣や環境、そもそも英語に対する意識の持ち方などによっても結構個人差が出ます。
したがってここでは理系科目と比べてあっさりした紹介でいきたいと思います。参考書マニアレベルで大量に購入しましたので、実際にしっかりと使用したもの限定で書いていきたいと思います(笑)。
というか英語はあまりに苦手で結局今でも克服できていないので偉そうなことはいえません^^;
まずは単語帳です。
シス単を使いました。正直覚えられるならターゲットでもなんでもいいと思います。ただ速読英単語といったものもあり、文章で覚えるやり方とどっちがいいかは自分の経験や好みで決めるといいと思います。
単語帳は基本的にはこれ一冊をずっと使っていました。
速読英単語、速読英単語上級編、英検準一級英単語、鉄壁なども購入しました。速単シリーズは文章を何度か読み、また単語をしっかりイメージするのに鉄壁を少し眺めてたました。
熟語も一応はやりました。
ただこれらはあまり覚えられませんでした……
次に文法です。特にセンター対策として使用しました。
また最終的に熟語もこれに出てくるものをメインにやりました。
特に文法、語法を擦り切れるほどやりました。記憶力が悪く苦労しましたが、語法をやったらセンターの文法問題の得点が安定しました。
お次は解釈です。色々と購入しましたが、やりこんだのは主に次の2冊です。
特に基本はここだ!は結構お世話になりました。ただ取り組んだ時期は記述偏差値60~65くらいになってからということは明記しておきます。
ポレポレはやっていて劇的な変化があったわけではありませんでしたが、難しめの文章が少し読みやすくなった実感がありました。
長文問題集
僕は習慣に出来ませんでしたが、やはり英語は毎日読むことが大事です。300の方をやったら少しだけ英語を読むのに抵抗がなくなったような気がします。
これ以外にも長文問題集は使いましたし、他にも速単上級やリンがメタリカなどもちょいちょい読んでいました。
センター、共通テスト対策には以下を使用しました。
正直センターで得点したかったので、各予備校が出してるセンター型の問題集は毎年買い替えて必ず解いていました。主に上記三社のものを使いました。
その他読解系
ラスト一年(半年)はこれと上記の共通テスト用の実践問題集のみを使いました(英作文は除く)。リスニングもこれくらいしかやっていません。
前から英語を理解していく、いわゆるスラッシュリーディングの練習用に使用しました。このver4までは本文にスラッシュがついているのですが、最新版ではスラッシュが無くなってしまったのでこちらを使用しました。これを使ってスラッシュリーディングを2か月くらい毎日矯正していたらハッキリ読み方が変わり、前から英語を読む癖がつきました。
英作文
自由英作文の方は名著だと思います。和文英訳は2周くらいしましたが苦手なこともあり、あまり身に付きはしませんでした。内容はいいと思います。
あとは過去問です。
※僕は慶應義塾大学は目指していませんでした。
理系科目と同様、過去問やりこみで得点力は結構変わってきます。しっかり研究することをお勧めします。
以上でだいたいすべてになります。
上記以外にも色々手を出したのですがスコア上昇も実感もなく、勉強しては読めなくて落ち込むということを繰り返していました。
あまりに才能が無かったのか、正直言ってこの受験勉強生活で実力が向上した実感が全くありませんでした。
最終的にセンターや共通テストはいつも時間ギリギリか少し足りないくらいで、最後の一年でスラッシュリーディングを身に付けましたが(これ自体はとても良かったです)、得点に反映はあまりされませんでした。
最終的に比較的簡単だった年で185、低い時は150、平均では170いくかどうかくらいだったと思います。
浪人して私文に入学した年のセンターが180(筆記)で、時間も5分くらい余った記憶があるので、むしろ少し低下していたかもしれません。
受かった年は共通テストがR:88 L:80、二次の得点は周りと比較して多分合格者平均よりやや下くらいだったと思います。
あくまで僕個人としての感想なのですが、単語帳の反復による語彙力増加と、直前期の危機感を持った過去問の分析ややり込み、センター模試問題集の演習が一番点数には反映されたのかなと思います。
そうはいっても出来ないなりに共通テストで9割近く取れているので、一応今後このブログでも英語が苦手な受験生に参考になるような記事を書いていきたいと思います。
化学で使った参考書
僕が受験時代に化学で使った参考書を紹介します。中には個人的にオススメできないものも含まれているかもしれませんが、推薦参考書はまた別の機会に譲るとして、ここでは実際に使ったものについて紹介します。
まず前提として、僕は再受験する前にMarch関関同立レベルの文系を卒業していますが、高校時は理系でした。しかし化学は苦手科目で、現役時は全統記述で偏差値50いくかどうかといったレベルだったかと思います。
再受験時はほとんど忘れていたのでゼロからの気持ちでやりました。
まずは現役時に使っていた教科書傍用問題集であるセミナー化学をやりました。
一年目はこれをずっと使っていました。基本をマスターするのが目的なので、最初のプロセス、基本例題、基本問題をやり込みました。発展例題以上は別の問題集で補おうと思っていたのでやりませんでした。これは物理にもいえますが、理科はまずこのレベルをしっかり反復しておくことが重要だとおもいます。ここだけでも穴が無く完璧になっていれば安定して偏差値60くらいにはなりました。
セミナー化学は非常によい問題集で、医学部でも化学の難易度が高くない大学ではこれ一冊で受験を終えられるかと思います。このことについてはやはり別の機会にしっかり取り上げたいと思います。
また得意な物理と違ってほとんど内容は忘れていたので、理解系のものも読みながらやっていました。ここらへんはBOOKOFF等で探せば安く買えると思います。
セミナー基本問題を終え、二年目以降に使ったのはこれまた定番である重要問題集です。大体記述偏差値60、マーク模試で8割くらいの学力から始めました。
化学はこれと心中するんだ!という意気込みでやりました。数学や物理の記事と同じような感じになってしまいますが、結論成績は上がりませんでした。
やはりこれも別記事で詳しく述べますが、理由としては主にB問題に初見では理解が出来ない問題が多くあり(例えば緩衝溶液の近似など)、解説も詳しいというわけでは決して無いので理解が曖昧なまま記憶にも定着せずに進めてしまったという所かと思います。セミナーの基本問題までの学力ではこの問題集への接続は僕には厳しかったという感じです。質問できる環境があればまた違ったかもしれません。
結局時間をかけたのに成績が上がらないといった結果になってしまいました。
次に手を出したのがこの問題集です。一緒に勉強していた再受験の友人に教えてもらいました。三年目の途中からだったかと思います。
とても素晴らしい問題集です。
スタンダードとありますが、僕は最終的にこれをメインにして最後まで乗り切りました(その過程で紆余曲折ありました)。有機分野の一部で後述の参考書も追加しましたが、僕の受けた大学の問題が比較的やさしいということもあり最終的には化学二次試験でおそらく合格者平均くらいの点数が取れました。
難易度は重要問題集よりやや下ですが、解説がとにかく素晴らしく、重要問題集等で頑張っているけど成績が上がらないという人にとってはオススメの一冊です。
とは言えそれなりの難易度はあるので、基本事項は押さえていないと効率は悪いと思います。偏差値60→70にするには最適の問題集だと思います。
上記の問題集でも成績的には不満はなかったのですが、当時は二次が難しい単科医科大も候補に入れており、より発展的な問題を扱えるスタディサプリの化学を受講しました。これもかなり難しい問題を扱っているということもあり、何周もしましたがなかなか記憶には定着されず点数には反映されませんでした。
そこで一度基本に戻ったほうがいいということで、以下の参考書に取り組みました。
化学現象の理解から解説されているので新しい発見はいくつかありました。
あとは過去問です。
※僕は京大は受けていません。
こちらも数学や物理と同様に、過去問を多く解いていると傾向がはっきりわかってきます。徹底的に練習すれば実際の得点力に大きく貢献します。
過去問分析の結果、有機化学の構造決定がやや難しいと思ったので、以下の問題集の例題のうち該当箇所を20題くらい解きました。
また受験を通して分野別として以下の参考書を使いました。中身も一読くらいはしましたが、主に別冊のまとめを繰り返し見ていました。
以上で大体終わりです。購入した参考書は他にもありますがメインで用いたものはこれくらいになります。最終的にはセンターや共通テストで85~90%、他学部共通問題で問題の難易度が高くない二次試験で多分合格者平均くらい取ることができました。
色々と手を出してしまいましたが、実際の得点に貢献したのは
①セミナー化学
②スタンダード230
③過去問
④有機化学演習
がほとんどだったと思います。詳しいことは別の機会に述べますが、医学部受験においては高いレベルまでやりこむのではなく、過去問をよく見ながら必要十分な問題集を使うことが一番重要だと思います。
以上が化学で使った参考書になります。次は英語について書いてみようかと思います。
物理で使った参考書
僕が受験時代に物理で使った参考書を紹介します。中には個人的にオススメできないものも含まれているかもしれませんが、推薦参考書はまた別の機会に譲るとして、ここでは実際に使ったものについて紹介します。
まず前提として、僕は再受験する前にMarch関関同立レベルの文系を卒業していますが、高校時は理系で物理は(当時の僕には)得意科目でした。現役時でも全統記述で偏差値60~67くらいはありました。ただ電磁気の分野は超苦手でした。
再受験時は2、3日復習したらセンターで7~8割程度とれるところからのスタートだったと思います。
まずは定番の物理のエッセンスから入りました。
この二冊に関しては基本事項がよくまとまっているな、という印象です。ただ全くの初学者には説明が少し不足しているかもしれません。また電磁気の分野は個人的には少しわかりにくかったです。多くの人にとって物理は電磁気でつまずく人が多いように思えますので、最初から万人に無条件に勧める参考書では無いかもしれません。
使い方としては本文と例題を100%理解して覚えることを目標に、結構ボロボロになるくらいまで何回も読みました。練習問題は少し量が多かったので、気になった問題のみをつまみ食いしました。
特に一年目から二年目くらいまでメインで使っていたような気がします。
現役時の貯金もいくらかあったので、問題演習は次の参考書で行いました。
たしか二年目から使っていたような気がします。
これは物理の基本問題の解法を定着させるのに非常にお世話になった問題集です。特に苦手な電磁気は5~6周くらいはして、直後に受けた第二回全統記述で偏差値70を取れました。ただこれだけでは医学部合格に必要なやや難典型問題や問題演習が不足していました。またこの時偏差値70取れたのををいいことに物理の勉強を疎かにしてしまい、その年の入試本番ではむしろ足を引っ張ってしまいました。
次に使ったのは定番の名門の森です。二年目から力学や波動といった得意分野の所は少し解いていましたが、本格的に使ったのは三年目だったと思います。
二年目の反省を生かし、少し上の典型問題をカバーするために使いました。原子以外を2~3周したと思います。全体の内容はとても良いと思いますし、特に難関医学部を目指す方は持っていて損は無いかと思います。ただ数学の一対一対応の所でも似たような話をしましたが、
僕はこれで成績が下がりました。
これも詳しく話すと長くなるのでまた別の機会に取り上げたいと思います。まあ簡潔にいうと、僕には結構重かったので全部やるのではなく補助的に使えば良かったかな、という話になります。偏差値70からでも僕には使いこなせませんでした。
名門の森で挫折してから次に手を出したのはこちらの参考書です。当時は勿論、今でもあまりメジャーなものではありませんが個人的に物理の参考書MVPです。全問スラスラ解けるまでやりこみました。
この問題集は端的に言うと、良問の風のほぼ完全上位互換です。まず問題数が良問の風より約40題多く、単振動の重心の動きを問う問題やサイクロトロン、ベータトロンといったやや難典型問題もかなりカバーしており、公式の導入や物理現象の原理を問う問題も多くあります。また良問の風と同じく入試問題をそのまま載せるのではなく、要点が学べるような作りになっており学習効率が非常に高いです。
そして解説も素晴らしく、非常に詳しい上に癖が少なく王道的です。参考書を褒めまくるのは扇動的で好きでは無いのですが、そんな僕が珍しく手放しで褒める数少ない問題集の一つです。
そして最後は志望大学の過去問です。
※僕は東大は目指していませんでした。
数学と同じく、物理に関しても過去問は出来る限り遡って解いてみると傾向がはっきり見えてきます。また試験の様式に慣れるという部分も大きく、実際の得点力は大きく上昇します。僕は過去問研究を徹底した年は学力が得点に結びついていく実感があり大きく二次の点数が伸びました。
これまた少し扇動的な表現になってしまいましたが、一通り学力がついてからの過去問研究は本番の得点力を高めてくれる確率が非常に高い勉強法です。
最後に共通テスト対策。
物理に関してはあまり共通テストやセンターの過去問は解かなかったのですが、物理のエッセンスをしっかりと仕上げた段階でほぼ9割程度安定して取れていたかと思います。ただセンターや共通テストは物理の原理原則をきちんと理解しているかが問われる印象ですので、難しい問題が解けても高得点が望めるとは限りません。なるべく初期の段階で原理原則を意識して勉強するといいと思います。また全範囲から出題されるので、苦手分野があると高得点は厳しいです。
ここまでやって合格した年の物理はセンター9割、二次でも周りを聞くと多分合格者平均くらい取れていたんじゃないかと思います。
ここまで実際に使った参考書のみを書いてみましたが少し長くなってしまったので、上記以外で購入した参考書やその他オススメ参考書、物理の勉強法に関してはまた別記事で取り上げたいと思います。
数学と同様、物理に関しても合格者の参考書をなぞって同じように成績が上がるわけではありません。
受験生の能力や環境には本当に様々な個人差があります。別の機会にしっかりと触れますが、今回のいわゆる参考書ルートに関しても参考程度にしていただき、自身の経験をもとに問題集や勉強法を選択していただければと思います。
数学で使った参考書
勉強法の第一弾として、数学について書いていきたいと思います。
各科目について色々と述べたいことはありますが、まずは手っ取り早く掴みのいいテーマである使った参考書と評価についてザックリと述べていきたいと思います。使って後悔したものも含めここでは紹介していきます。使った本が多く、それぞれについて批評していくとかなり多くなってしまうので今回はメインとサブを一通り紹介して、詳細はまた後で詳しく書いていこうと思います。
また前提として、僕が勉強を始める前の成績として数学に関しては当時のセンター形式でⅠA60~70点、ⅡB50~60点、Ⅲはほぼゼロかそれに近い程度という所からスタートしました。
まず僕が使ったのは黄色チャートです。ⅠA~Ⅲまですべて使いました。
使用法としては重要例題も含めた例題のみを徹底的にやることを目標にしてました。ただⅡBまでは下地がある程度あったのでそのまま使いましたが、Ⅲに関してはほぼゼロからだったので教科書やこれでわかる数学Ⅲなどを併用し、基本の理解から勉強しました。
一年目では一通りⅢまで終わったのが12月頃だったかと思いますが、完全にはマスターしきれなったと記憶しています。
二年目以降も途中まではこれをメインで繰り返し、全統記述が~64、マーク模試が大体150~170/200で安定するようになりました。
次に使ったのは評判の高い一対一対応です。こちらもⅠ~Ⅲまですべて使いました。
青チャートなどと比較しましたが、当時は評価も高く、これならやりこめば医学部に最低限届くだろうということで心中するつもりでやりこみました。本の質は悪くないと思いますが、
結論からいうとこれが大失敗で、成績はほとんど上がりませんでした。
この参考書については使っている人や検討している人も多いかと思うので、特に後でしっかり取り上げようと思います。
一対一に挫折し青チャートに。黄チャの後に使うことに賛否があるかと思いますが、住み分けは結構出来ていると思います。
結果からいうとこれが功を奏しました。特に比較的苦手だったAとBとⅢの重要例題をメインに取り組み、出来なかった所や曖昧な部分にはマーカーを引き、7~8回くらいは見直して記憶に定着させました。
偏差値65を超えていても過去問が難しく感じていたのですが、これをしてから手ごたえを感じるようになりました。
偏差値65~67→過去問への橋渡しとしてうまく機能したように思います。
過去問は志望大学のものを20年近く解きました。
過去問研究は本当に本当に大事です。各大学に特徴があり、過去問を20年分くらい解くとかなり傾向が分かってきて、何が足りなくて何をすべきなのかが明確になります。
センターの過去問も15年分くらいを何回も解きました。共通テストにも十分使えると思います。
駿台や河合のセンター、共通テスト模試問題集も毎年やりました。
しっかりとやりこんだメインの参考書はこれくらいになります。
最終的にはセンターや共通テストで170~180、全統記述で68くらい、自分の受けた二次試験では得意ではないけど足を引っ張らない程度にはなりました。
これ以外にも色々な参考書を大量にをつまみ食いしてきたので(笑)、サブテキストとして簡単に紹介したいと思います。主にメインの補完として使いました。独断と偏見で評価して分類します。これ以外にも買った参考書はありますが、ある程度使ったものを中心に書いていきます。
・良かったもの
標準問題精講:Ⅲのみ。青チャで不安がある所を20題くらいピックアップして使用。
フォーカスゴールド:青チャは前から持っていましたが、ラスト一年にこちらも購入。 ほとんど使いませんでしたが内容は良く、青チャの補完として何問か参考に眺めてました。
受かる計算ⅠAⅡB、Ⅲ:分量が多いので全部やるのは逆に非効率かもしれませんが、計算テクニックは素晴らしいです
・まあまあなもの
医学部攻略の数学:数問を参考程度に眺めた程度。僕には難しすぎました。
入試の核心標準編:気になる分野を一回解きました。網羅性に不安があるが質はよい。
新数学スタンダード演習Ⅲ:7割くらいを一回解きました。前半と後半で難易度にギャップがある印象です。個人的には後半の融合問題以外は青チャ重要例題でカバーできるかと思います。
標準問題精講 分野別 確率:前半は2~3週、後半は一週しました。解説も良いと思いますが分量は多く、青チャなどで解らなかった所や足りない部分を数問ピックアップして使えばよかったかもしれません。
理系数学のプラチカⅠAⅡB:黄チャの後に取り組みましたが力不足で解けませんでした。青チャ重要例題がしっかりと身についてからくらいがいいかもしれません。
・個人的に合わなかったもの
はっと目覚める確率:個人的には合いませんでした。
やさしい理系数学:解説が簡潔なのが独学には少し厳しかったです。
今回は掴みとして使った参考書をさらっと紹介しましたが、本当に大事なのはその使い方やアプローチになります。仮に同じ人が二人いて一口に「使った」と言ってもその内容には本当に大きな差があることがあります(長年勉強していると使い方の差というのは本当に大きいと実感します)。この辺はまた別の機会があれば深堀したいと思います。
最後に少し現実的なことを言いますが、入試科目の中で数学、英語、国語に関して言えば才能や小中学校の環境の差というのは結構あります。才能については思う所があるのですが、今回でいえば数学も才能や環境よって使う参考書や戦略が大きく変わってくると思います。
特に数学や国語は人によっては鬼門な科目で、合否を大きく左右します。今回はあくまで僕が使った参考書というテーマでしたが、勉強の考え方というテーマも絡めて今後もお話していけたらと思います。
数学については以上になります。
長文にお付き合いただきありがとうございました。
このブログの勉強記事をご覧いただく前に
これから当面の間は、私が実際に使った参考書とその個人的な評価を書いていこうと思います。
その前に、これから勉強法等を偉そうに書いていく前段階としてこのブログのスタンスを述べておこうかと思います。
まず第一に、このブログでは偏差値55~60前半くらいの人で成績を伸ばしたいと考えている人を主な対象として、なるべく多くの方にとって再現性があり且つ効率的と思われる方法を中心に書いていこうと思っています。
そしてその中で僕が最も声を大にして言いたいのは
万人に当てはまる勉強法や参考書は無い
ということです。
世の中にはブログやYouTubeなどで数多くの参考書ルートや勉強法がすでに存在します。
そしてその中には極端な表現のものも多く、
「このやり方で一か月で共通テストが9割!」
「〇〇をやりこめば誰でも偏差値70!」
「現役で東大に合格した僕(私)の勉強法!」
といった扇動的なものも珍しくありません(というかめっちゃ多いです)。
ですが正直にいって受験には才能や環境、それまで積み上げてきた学力などが大きく関係し、個人差が結構激しいです。これは実際に医学部に入学し、極めて優秀な友人達を見てより強く感じています。
受験界隈には一つのレアケースや非常に地頭がいい人の結果に対し、主語を大きくして、あたかも皆に当てはまるように述べるものも少なくありません。
例えば東大合格者数は一学年約3千人ですが、現役の割合でみると約2千人です。勿論京大や医学部などを目指す人もいますので単純計算は出来ませんが、一学年の人口が大体100万人なので、現役で東大に進学する人の割合はその学年の0,2%です。こういった方の勉強法やその結果を一般の受験生に当てはめるほうがむしろ無理があるというのが僕の考えです。
と言いますか、そういった方のやり方を参考にして失敗した経験を僕自身も数多くしましたし、勉強仲間でも数多く見てきました。
他にもビリギャルがいい例ですが、元々勉強の才能が溢れた人や有名進学校で思春期に勉強をサボっていた方が「落ちこぼれから一年で逆転合格した話」等といって商売的な誇大広告を打つことも珍しくありません。
また偏差値〇〇から使用可能!という文言もよく見かけますが、同じ偏差値でもその参考書が合うかどうかはケースバイケースであり、あくまで目安に過ぎずあまりアテにしないほうがいいというのが正直なところです。
これらのことは勿論私にも当てはまります。長く苦しんだからこそ、より多くの受験生にとって再現性があるであろう考え方やアドバイスが書けるという多少の自信はありますが、結局はあくまで僕というサンプルの一つが考えたことに過ぎません。
また、上記に述べた方の勉強法にも勿論参考になることは多く書いてあると思います。それぞれのやり方のうち参考に出来る所は参考にしていただき、常に自分の学力や才能や環境、それまでの自身の経験をもとに冷静に自分を見つめながら情報を取捨選択していただければと思います。
また、自分の体験や周りの知り合いの様子も見たうえで、成績の伸びに関して再現性が低いと判断した場合には、いわゆる定番と言われる参考書でも忌憚のない意見を述べたいと思います。
長々と書いてしまいましたが、これをご覧になっている皆様には是非とも冷静に自分を見つめて頂き、僕のブログも参考程度にして自分の経験をもとにやり方を試行錯誤していってほしいと思います。
最後は大分上からの表現になってしまいましたが、長く苦しんだ体験や反省を生かして(笑)、少しでも読んでいただいた方の参考になればという思いで誠心誠意書いていきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。
自己紹介②と簡単な成績の推移
第一回の記事では曖昧に書きましたが、私は志してから約6年以上かけて医学部に合格しました。その途中では受験から離れていた時期もあり純粋に6年というわけではありませんでしたが、受験を決めてからはアルバイトや契約社員をしながら勉強を続けてきました。ちなみに塾や予備校は通ったことが無く、すべて参考書を使った独学でした(スタディサプリは少し使用した時期がありました)。
この記事を書いている人の学力を知ってもらうために、簡単に成績の推移を述べてい行きたいと思います。記憶を頼りに書いてるのであまり正確ではないかもしれません。あくまで参考程度見て頂ければと思います。(後で修正するかもしれません。)
模試はすべて全統模試です。
一年目 偏差値55スタート~約60くらいになる。センターは720点くらい。
二年目 最後の偏差値が64くらいになる。センターは690点くらい。
三年目 マークでは750~770点くらい、記述では偏差値66~67くらいになる。センターは680点くらい
四年目 三年目と同じくらいをキープする。模試の成績はあまり上がらず。センターは750点くらい。
五年目 勉強から離れる。
六年目 9月くらいから勉強再開。模試はコロナで受けられず。共通テストは750くらい。この年合格。
といった感じです。
ただ一年目の前から少しずつですが勉強はしており、ハッキリと専念してからの勉強時間は週60~70時間くらいが平均だったと思います。勉強から離れていた時期以外では勉強ができないという意味でのスランプはあまりありませんでした(成績が上がらない等で苦しんだことはたくさんありましたが…)。
御覧のとおり私は特に勉強の才能があるわけではありません。ただ模試での分布や再受験の友人の様子を見ると、医学部を目指している人の大半は私と似たような成績か、それより少し低いくらいの人なのではないかと思います。
このブログでは主にそういった大半の人に向けての勉強法や考え方を述べていきたいと考えています。
私のやり方や反省点等が皆さまの参考の一部になれば幸いです。